通信制高校~教科指導家庭多様なメディア編~
さて、今日は家庭科の多様なメディア利用について。
この「多様なメディアを利用する」ことについては
高等学校通信教育規定第二条に「放送その他の多様なメディアを利用した指導等の方法を加えて行なうことができる」と明記されています。
また、学習指導要領には「各教科・科目の面接指導の時間数(略)を免除することができる」と明記されています。詳しくは学習指導要領第1章第7款4を確認ください。
この学習指導要領に記載された特例に基づき、私の勤務していた学校でも多様なメディアを利用した面接指導の減免を行っていました。
使用するメディアは学校によって異なりますが、最も有名なものはNHK高校講座ではないでしょうか。ご存じの方も多いと思いますが、現在NHKのリアルタイムの放送のほか、インターネット上でも視聴可能なため、普段海外で生活している、入院生活を送っている、昼間は仕事をしている、そのような生徒でも視聴が可能となっています。
NHK高校講座以外にも「計画的かつ継続的に行われる」ものであればこの特例が使用可能なため、教科書会社が作成した動画教材や自校で作成した動画を使用している学校、また配信型の授業を用いている学校もあるようです。
これは面接指導の免除となるものですので、しっかりと学習の成果がわからないと免除としては認定されません。そのため、視聴したことがわかる報告書の提出が必要となります。
その報告書を確認し、面接指導を受けたと同等となると判断されれば免除となります。
生徒も教員も見るだけだから楽というものではないのが事実です。
私が勤務していた学校では視聴する番組をあらかじめ指定しており、対面で行う面接指導で扱うことのできない単元を視聴するように指示していました。
そのため、NHK高校講座は何度も繰り返し視聴しており、パパイヤ鈴木さんや青木さやかさん(2014年度から2016年度)、黒沢かずこさんや馬場裕之さん(2017年度から2019年度)は何度も拝見しておりました。
今年度はりゅうちぇるさんが出演されていますね。今年はただただ楽しみながら視聴できるのでありがたいです。
さて、次回は家庭科以外の教科指導についてのお話でも書き綴ろうかと思います。
ここに記載する内容は、某通信制高校に勤務した一教員の経験談に過ぎません。 そんなこともあるのだ・・・程度でご覧いただければ幸いです。 また、質問等ありましたらコメントまたはTwitterのDM等にてお願いいたします。
0コメント