通信制高校~教科指導等その他編~

さて、今日は家庭科以外の教科指導について。


大学を卒業した私は家庭科以外の教科指導については全く無知でした。

しかし、勤務校は総合学科、「産業社会と人間」が必履修科目としてありました。

産業社会と人間は免許状の教科を問わず指導する科目です。

また、学校設定科目も複数あり、その一部は免許状の科目を問わないものもありました。

そのため、私は「家庭基礎」だけを教える人ではないということに着任してから気づいたのです。

ありがたいことに1年目は他の先生を中心に進めさせていただきましたが、2年目からが大変です。家庭基礎しか受け持ちのない私は家庭科以外の科目も多く持つこととなりました。

これらの科目も、それぞれに応じて面接指導・添削指導の時間数・回数が定められています。

家庭基礎のように専門的に自分が学んだ科目ではないため、より入念な準備が必要でした。


上記のほかにも、総合的な学習の時間(昨年度より総合的な探究の時間も開始)・特別活動等ももちろんあります。

しかし、全日制高校のように日常的に対面でのグループワークやグループ活動はできません。特別活動も学級会や始業式・終業式等日常の学校生活を送ると自然に30時間を超えることはありません。短いスクーリング時間内で時間数をクリアできる何かを考えることもお仕事の1つでした。

特に悩んだのは総合的な探究の時間。当時の私は職場内では中堅の教員として当たり前のように担当者となりました。何もない中で、全日制高校の事例は使えない、通信制高校の事例はもちろんない。そのような中で何をするのか、これに関しては本当はもっともっとできたと感じています。というより、これから!という時期に退職してしまいました。


通信制高校の家庭科教員は家庭科だけを教えるのではないというのが実際です。これは全日制高校や定時制高校でも同じかもしれません。

もちろん、学校によって大きく異なると思います。

着任時は家庭科以外の指導に時間を取られることに不安もありましたが、年数を重ねるごとにこのような他の指導もとても楽しく、家庭科以外の面接指導も大好きでした。

ただただ私は面接指導が好きなのかもしれませんね。


さて、次回は教科指導から少し離れてスクーリングの1日についてのお話でも書き綴ろうかと思います。


ここに記載する内容は、某通信制高校に勤務した一教員の経験談に過ぎません。 そんなこともあるのだ・・・程度でご覧いただければ幸いです。 また、質問等ありましたらコメントまたはTwitterのDM等にてお願いいたします。

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