通信制高校~校務分掌のお仕事~
さて、昨日Twitterで未履修問題について少し触れたところ、珍しく数件のいいねが来ていたので、久しぶりにこのネタでブログを更新してみようかと。
ちなみにそのTwitterの投稿
単位未履修問題、そもそも足りないのは論外として、転学を伴う場合、本当に細心の注意が必要。要録の記載間違いなんて恐ろしいことも。転学書類・前籍教育課程表・要録を全て確認して、1つでも齟齬があると問い合わせ。数件だと思いますよね。結構あるんですよ。
— 名前はまだない家庭科の人 (@kateika_nnnnn) March 7, 2021
通信制高校では、学校規模やその他さまざまな要件により大きく異なりますが、転入学(別の高校から転校すること)編入学(別の高校を1度退学してから入学すること)を受け入れている学校が多いです。
また、学校によっては、この転入学・編入学者が圧倒的に多い場合もあります。
受け入れ状況は各校によって大きく異なりますので、興味がある方は各校のHP等をご確認ください。
そして、今日今から書こうとしているのは、転入学・編入学をした人ではなく、高校の先生のお仕事です。高校生やその保護者の方が関わる部分ではありませんので、ご心配なく。
さて、私が短い通信制高校での勤務において、ずっと担当してきたのが「教務」でした。
なので、教務のお話はそれなりにできるのですが、他の分掌はほぼ知りません。そんなものです。
そんな教務のお仕事で私が一番多くの時間をかけ、二番目ぐらいに大事だと思っていたのが、前籍校からの転編入学に関わる書類の確認です。
何を確認するのか、本当にいろいろありますが、最も神経を使うのは次の2点
・前籍校での在籍期間
・前籍校での単位修得状況
在籍期間は単純なお話、休学期間がないか、願書に記載された期間と齟齬がないか、要は本校で卒業する予定の日までに36か月の在籍期間を満たせるかどうかを確認することです。
時々、本人・保護者が休学していると思って卒業予定日を来年度にしていたのに、実は休学していなかったから今年度で卒業できるなんてことも…賛否はあると思いますが、実際あります。
あと、意外に注意が必要なのは、指導要録記載日が本校への入学日と重なっていないか。例えば、本校への入学日が3月1日なのに、前籍指導要録の在籍日が3月1日までと記載されている場合、3月1日が二重学籍となってしまうのです。
そして、本題の単位修得状況。
と思ったのですが、思いのほか長くなってしまったので、これは次回…
ちなみに教務で一番大事なお仕事は、本校での成績処理関連業務。最終的に卒業と認めていいのか、単位修得と認めていいのか、その成績は?なんてお仕事が当たり前ですが一番大事な業務だと思っていました。
もちろんほかの業務も全部大事ですよ!(←ここ大事)
ここに記載する内容は、某通信制高校に勤務した一教員の経験談に過ぎません。 そんなこともあるのだ・・・程度でご覧いただければ幸いです。 また、質問等ありましたらコメントまたはTwitterのDM等にてお願いいたします。
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