徒然なるままに~私と英語と電子端末と~
突然ですが、皆さんはGIGAスクール構想についてどのように思いますか?
大学院入学以降、GIGAスクール構想…というより、一人一台端末のお話をする機会が増えました。理由は単純に、私の前職が比較的ICT活用を行っていたからだと思います。
この話題になると、必ずデメリットや弊害を訴える方に出会います。
そのたびに私は「多様な学習環境ってそんなにダメなんですか?」と聞いています。
それは、私自身が型にはまることができない子供時代を送ったからなのかもしれません。
今日はそんな私のお話を。
私は、漢字と英単語が覚えられません。そして書けません。
って言っても誰も信じてくれないぐらい普通に生きています。だから、同時に「書けないって怠けているだけでしょ」と言われがちです。
だから、私は英語が嫌いになりました。
中学入学直後、まだまだ簡単なはずの英語でつまずいたのです。100回書けば覚えられる論の先生で、当時の私は200回書いて提出。それでも覚えられないのです。それでも怠けだと言われて次は300回書く。それでも「tenis」さえ書けないのです。
この状況で好きになれるはずないですよね。
さて、そんな私が、なぜ周囲が信じてくれないぐらい普通に生きていけるのか。
それは、多様な端末に囲まれているからです。あとは、自分で対処方法を知らない間に発見して生きてきたからです。
PC、タブレット、スマートフォン…この辺りを駆使すれば、いつでもどこでも手書きをする必要はありません。タイピングは、当時流行っていた仮想空間のアバターチャットで鍛えているので、人の会話のようやく程度では打つことが可能です。
中学時代の私が、もしタブレット端末をノート代わりに使えていたら…もし、紙と端末、時と場合に応じて好きなものを使っていたら、そんなことを考えてしまうのです。
ありがたいことに、私は物心ついたときからPCのある生活でした。2歳の時の写真がすでにMacintoshの前に座っている程度の英才教育。パソコンがあるのが当たり前の環境でした。
そんな私は、中学時代、何とか克服したくて、PCに何度も英単語を打ってみました。すると、指が英単語を覚えるのです。キーボード配列で記憶できることに気づいたのです。(英語の先生方には信じてもらえず、結局100回書かされていましたけどね)
漢字も、図形のようにキーボードを打つことで脳内に浮かんでくることに気づきました。
今でも手書きメモの時は基本的に先に脳内のパソコン画面に漢字を表示して書いています。英単語もある程度は指を動かせば書けます。
だから、基本気づかれることなく生きていけるのです。
ちなみに、小学校低学年から漢字テストは2割も取れない子供でした。そんな私に父は「これからはパソコン使う時代、漢字書けなくても生きていける」と言い続け、怒られたこともなかったので、漢字でつまずいている記憶はありません。学校でも漢字以外は俗にいう優等生で指摘されませんでした。そんな時代でした。
GIGAスクール構想は、様々な意見があることはわかっています。
特に、大学院では熱心な現職の先生方から、現場での導入の難しさ、大変さ、無理じゃない?の声を聞いています。
でも、私は、教員ではなく一人の昔困っていた人間として、1つでも、ほんの少しでも、多様な学習スタイル、学習環境が認められてほしいと願っています。
タブレット端末を使うことが重要なのではないのです。今までノートに手書きするしか選択肢のなかったスタイルから、手書きでもいい、タブレット端末でまとめてもいい、その選択肢があるだけで、救われる子どもがいる。そんな風に考えてもらえないものかと思う日々です。
ちなみに、英語が嫌いな私。大学院に入って、さすがに何とかしなければ…と思い、ゲームならできるだろうと始めたのが「Duolingo」本日、英語の全レベルをクリア!これが言いたかっただけ説。
おすすめのなので紹介しておきます(笑)
ここに記載する内容は、なんか昔困っていたアラサーの経験談に過ぎません。 そんなこともあるのだ・・・程度でご覧いただければ幸いです。 また、質問等ありましたらコメントまたはTwitterのDM等にてお願いいたします。
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