通信制高校~宿泊勤務編~

私の勤めていた通信制高校では、面接指導を短期集中日程で行っていました。

詳しくはスクーリングの日編をご覧ください。

スクーリング中の業務については上の記事にも書きましたが、スクーリングの宿泊勤務について触れていなかったので、少しだけまとめておこうと思います。


私の勤めていた場所のお話です。通信制高校は多種多様で、運営方法も様々です。

通信制高校に勤めたい方は是非その学校の業務内容をご確認ください。


さて、宿泊勤務。私は入社して2か月ほど経ったころから始まりました。

※当時と現在では運営方法が異なります。

宿泊勤務で行う業務は、修学旅行や野外活動の宿泊と同じようなものです。

食事・入浴・就寝・起床・朝食の間の全体指示やその間の生徒指導を中心に、生徒たちと共に過ごすお仕事です。

基本的には生徒が動くのを見守る役目ですが、体調不良者や生徒指導上の問題が起こったときには対応します。

全日制高校の宿泊引率と大きく異なるのは、日常を知らない子供たちが4クラス分程度いること。あるのは事前に紙で渡されている情報と、出会って数日間の情報のみです。あとは、全日制なら数年に1回ということが多いですが、この勤務が月に数回、多ければ週に1度以上あるということですね。

既往歴に書いていなかった病気、記載されていない薬の持参等もありました。あとは、友人関係のトラブル(各地域の学習センターですでに友人関係ができています)や、個人的な事情を抱える生徒も多く、バタバタと夜が更け、朝が来る日々でした。


今SNSで問題になっている教員の働き方。正直、私が勤めている頃はこの宿泊勤務があることで、かなりの超過勤務になっていました。今は改善されている可能性も高いので、ここでは具体的な数字は避けたいと思います。

ただ、夜中のトラブルも多く、夜通し仮眠程度しかできず、全く眠れず朝を迎えたことも何度もありました。今思うと、よくお仕事できていたものです。


その一方で、全国各地の生徒たち、背景も抱えるものも多種多様。そんな生徒たちとの会話は楽しかったです。

方言で通じ合えなくて、標準語でお話ししようと言っても、結局方言になってしまって笑いあったこともありました。

当時はやっていたダンスをみんなでやろうと練習したこともありました。

私が当時好きだったドラマを見るために、生徒たちが友人間で連絡を取り合い見回り中にどの部屋ででも見れるようにしてくれたこともありました。(今だから言えることです)

なにより、この業務は他部署の方と共にするため、普段他地域でお仕事されている先生方と仲良くなり、いろいろな教育について、生徒指導について、聞くことができました。

このように、全国各地と繋がりを持てる、そんなお仕事が好きでした。


ここに記載する内容は、某通信制高校に勤務した一教員の経験談に過ぎません。 そんなこともあるのだ・・・程度でご覧いただければ幸いです。 また、質問等ありましたらコメントまたはTwitterのDM等にてお願いいたします。

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